パチンコ中毒+うつ病で借金地獄。33歳の僕が地獄から抜け出した方法とは

現在33歳男性、独身、会社員です。

今回は私のパチンコ中毒から自己破産に至るまでの話を紹介します。

私がはまってしまったギャンブルはパチンコです。

きっかけは当時付き合っていた人に誘われたからでした。

元々興味が無かったんですが、丁度同棲を始めた頃で初めて相手がパチンコをすることを知り、何気なくついて行きました。

最初は勝つとか負けるとかそんな事はどうでもよくて、単に演出が楽しいとかそういう気持ちで行っていたんです。

使う金額も可愛いもので一回に三千円前後、当初は借り入れをする必要さえありませんでした。

しかし、次第にパチンコへ足を運ぶ回数が増えていきました。

単に暇つぶしのつもりが、当たらなければイライラし始め、通う回数が増えるほど一度に使う金額も芋づる式に増えていきました。

多い時は一日で5万円ほど使う事もありました。

はまってしまった理由は、これといって趣味らしい趣味が無かったからだと思います。

余暇を過ごす方法が無く、必然的にパチンコへ足を運んでいました。もちろん相手も一緒に行くこともありました。

私が当たると相手が喜んでくれたり、どことなく爽快感を感じたり、夕食が豪華になったりと勝てた時の快感を感じ始めた頃には既にパチンコに依存していました。

パチンコ代が生活費を圧迫し始め、借金地獄が始まった

実際に借り入れが始まったのは、生活費が苦しくなったからです。

当時私は職を転々としていました。

理由は身体的な理由と精神的な理由で疾患を抱えていて、中々職場環境に適応出来なかったからです。

職を変えれば変えるほど、再就職は困難になり、やっと落ち着き始めた会社に一年程勤めた頃でした。

同棲相手にお金の借り入れを要求され始めたのです。

正直生活がきついこともわかっていましたし、彼女は以前借り入れした分の未払いがあるとかで。新規借り入れが出来ない状態だったので、安易な気持ちで消費者金融から借り入れを始めたのです。

最初の融資額は上限額が50万円で、私は5万円ほど融資を受けました。

返済プランも立てていたので、借り入れ当初は返済も滞ることなく首が回らなくなることはありませんでした。

しかし、その後も借りては返しての繰り返しをしているうちに、どんどん借入額が増えていき、今度は返済をするために他社と契約するという借金地獄のサイクルが出来上がってしまいました。

その状態で複数社契約したのですが、その時点ではまだそれほど危機感は無く、返さなければいけない分は返していたので焦りを感じていませんでした。

本格的に焦りを感じたのは私が病で1か月入院した時でした。

融資を受けるくらいなので貯蓄は無く、何だか融資が貯蓄のような感覚になっている自分に気が付きました。

その入院がきっかけで生活サイクルは悪化、残りの融資額もどんどん減っていき、首が回らなくなっている事に気が付き始めました。

当時の私は手取りで18万円ほどあったのですが10万円以上が返済に回っており、生活が貧困していきました。

そんな矢先、職場のトラブルが原因でさらに辞職。

うつ病と闘いながら、それでも無理をして日雇いのバイトをしていました。

その日暮らしの生活になり始め、返済が出来ない会社も出始めて、1社また1社と返済が滞っていきました。

それでもパチンコ癖は治らず、給与とパチンコの勝ち分で返済をしていましたが、完済してはまた借りてしまい、結局借金が無くなることはありませんでした。

もう、これじゃ生活出来ないね

という結論になり、私達は同棲やめて、別々の生活を始めました。

期間工の仕事で借金を完済

アパートの家賃も払えなくなった私は、なにか稼げる仕事はないかと必死に探して、期間工の住み込みバイトを見つけました。

期間工なら、月手取り30万稼げて、寮にも入れるようでしたので、急いで応募しました。

私は横浜に住んでいたので、同じ神奈川県にあるいすゞ自動車に面接に行きました。

いすゞ自動車は、月30万の基本給に加えて、入社祝い金が17万、3ヶ月毎に満了慰労金が21万もらえます。

3ヶ月で100万円稼げる!という事だったので、半年働けば借金が返せると判断し応募しました。

参考:・いすゞ自動車 期間工求人ページ

管理人さんのいすゞ自動車の待遇まとめはこちら

・短期で100万稼げる期間工はいすず自動車!3ヶ月満了金と入社特典が凄すぎ

絶対にキツいだろうけど、半年なら耐えられるだろう。

とビビる自分を奮起させていましたね。

面接後「すぐにでも働いて欲しい」と言われたので、アパートを引き払い、寮に住民票をうつして飛び込みました。

期間工はキツい肉体労働。でも精神的には楽だった

期間工の仕事は、単純なライン作業なのですが、やはり巨大なボルトを締めるなど肉体労働で大変でした。

仕事自体はシンプルですぐ覚えられたのですが、スピードはそこそこ速く、慣れるまでは社員さんのフォローに頼りっきりでした。

しかし、淡々と眼の前の作業をこなしていればいいので、前職に比べると精神的には楽でした。

以前の仕事は、飲食業がメインで、接客や上司からの詰め、異常なまでの長時間労働によって鬱に追い込まれてしまったので、それに比べると期間工は楽でしたね。

人間関係も希薄ですし、上司も丁寧に作業を教えてくれたので、ストレス無く独り立ちできました。

私のように借金持ちでやってくる訳ありな人も多かったです。借金持ちで首がまわらない人は、期間工はベストなアルバイトだと思いました。

・お金がない男が借金返済するなら期間工で稼ぐのが一番オススメ!その理由を紹介

半年勤め上げて、無事に借金140万を返済し、一度は真っ白な状態になったのですが…

パチンコ中毒の末路は生活保護からの自己破産

しかし、借金完済から1年後。

再びパチンコで借金をしてしまい、更に鬱が悪化して、とうとう仕事をすることも出来なくなりました。

治療するお金もなく、ライフラインさえ整っていない状態で正直死を考えたことが何度もありました。

そんな時友人に現状を相談し、思い切って相談したのが生活保護でした。

まずは普通に生活がしたい、そして体を治して仕事がしたい、その思いで役所に相談し、何とか生活保護を受けることが出来ました。

そして借金に関しては、ソーシャルワーカーさんと相談し、自己破産をする決意をしました。

正直、自己破産をするデメリットも十分理解していましたが、当時は生きるか死ぬかの瀬戸際だったので、まずは生きることを選びました。

自己破産は弁護士事務所に依頼したところ、すぐに取り掛かってくれました。借金が一瞬でなくなったので「早めに相談しておけばよかった…」と後悔しましたね。

私がお世話になったのは東京ロータス法律事務所です。

もちろんその状態になってからは借り入れはしておらず、パチンコにも行っていませんでした。現在は自己破産が完了し、通院を続けながら、再就職もする事が出来ています。

単純に楽しいから始めたパチンコでしたが、勝った時の喜びを知ってしまった為に、こんな結果になってしまったことはとても情けないです。

もちろん今でもパチンコは好きですし、行けば楽しいです。

ただあの鬼のような朝から深夜までなり続ける取り立ての電話におびえながら、生活する毎日に比べたら、パチンコを辞めるなんて全然苦しくないと思いました。

ギャンブルは長い目で見れば、必ず負けます。投資額に関係なく、生活費を切り詰めてまで行うものではありません。

食べるものが無くてもパチンコしたいですか?

住むところが無くてもパチンコしたいですか?

電気ガス水道止まってもパチンコしたいですか?

今ギャンブルで借金をしていて、まだ返済が出来る余裕がある方は一度立ち止まり、まずは返済を優先するライフプランを立ててみて下さい。

100万程度の借金なら、私のように期間工でバイトすれば半年で返せます。

そしてパチンコや返済に充てているお金が無くなれば、どんなことが出来るか想像してみて下さい。気が付いてからでは遅いんです。

気は付く前に一度我に返って考え直してみて下さい。私は現在クレジットカードも作れませんが、今後も作る気も無いですし、ましてや借入なんて二度とする事はないです。

もし、あなたが借金で苦しんでいるなら

・生活保護
・自己破産

という手もありますし、100万前後なら期間工で稼いで一気に返してしまいましょう。

期間工について詳しくしりたい方は、下記の記事をどうぞ。

・期間工とは?メリット・デメリットを徹底解説

くま
くま

パチンコは中毒性やばいです。金を貯めるためにも、しっかり禁パチしましょう。

禁パチの方法はこちら。

・元パチンコ依存症が教える禁パチする方法まとめ

関連:一番稼げるギャンブルは何?社長が選ぶギャンブル勝率ランキング