どうも！元期間工カメックスです。
期間工といえば『訳あり』の人も多い職場ですが、前科持ちの人は働けるのでしょうか？
結論を言うと『受かります』
ただし、正直に前科持ちである事を面接でバラせば不合格ですよ。あくまで隠しておけばバレない、という話です。
今回は、前科持ちの方が期間工の仕事をするにあたって、役立つ知識を紹介します。
目次
期間工は学歴・職歴に関係なく働ける
大前提として、期間工は学歴や職歴に関係なく働ける、いわば『来るもの拒まず、去る者は追わず』な仕事です。
なので面接も最低限ですし、わざわざ一期間工の過去を掘り下げる事もありません。
過去に犯罪行為をして刑務所に入っていても、よほど有名な犯罪者でなければバレません。
極端な事を言うと、メーカーからすれ働いてくれるなら「名無しの権兵衛」でもOKなんですよ。
偽名OKという訳ではなく、一個人の過去や人間性まで見てられないよ、という意味です。
正社員登用されたい！というなら別ですが、基本的には歯車というか『労働力をあげるから金くれよ。それだけの関係だ』というドライな関係になります。
前科持ちがバレたら面接は100%不合格
ただし、前科持ちである事が面接の段階でバレるとアウトです。なので、期間工として働くなら前科の事は徹底的に隠し通す必要があります。
大手自動車メーカーは、コンプライアンスにうるさいです。そのため、人手不足とはいえ、わざわざ前科持ちを入れる必要性がないんですよね。
前科持ちとはいえ、刑務所に入って罪を償ったのだから差別禁止なのですが、世間の風は冷たいものです。
前科持ち？ また悪さするんじゃないだろうな。うちの工場で問題起こされたら嫌だし不合格にしよう
と考えるのが普通でしょう。
ですので、前科は徹底的に隠して下さい。それがご自身のためです。
職場に前科を伝える義務については、判決が分かれる所でして、本来は義務として伝えるべきとされていますが、そうすると雇用の際に差別を受けるので隠すべき…という2つの論があります。
法律では、労働者を前科で差別すべきでないと記されていますが、実際の現場では前科者は不合格にされます。
出所後の社会復帰を妨げる見えない差別があるのが実情ということです。
ですので『法律的には義務だけど、現実的には隠すべき』というのが結論です。
執行猶予がついてるなら前科を伝える義務はなし
執行猶予がついたり、逮捕されたけど起訴猶予になった場合（いわゆる前科ではなく前歴）、前科を履歴書に書いたり面接で伝える義務はありません。
履歴書に書かれた賞罰欄の罰とは「確定した有罪判決」のみとされています。
（平成３年２月２０日東京高裁判決、仙台地裁昭和６０年９月１９日判決）
なので、執行猶予、起訴猶予の場合はそもそも前科でないので、面接の段階で職場に伝える必要はないのです。
前科も10年経過していたら職場に伝える義務なし
前科に関しても、刑の執行が終わってから10年以上を経過していたら職場に伝える義務は消えます。これは刑法34条に記載されています。
禁固刑や懲役刑の場合、刑の執行が終わってから罰金以上の刑に処せられないで１０年を経過したときは、刑の言い渡しは効力を失います。
また、罰金刑の場合は、刑の執行が終わってから、罰金以上の刑に処せられないで５年を経過すると、同じく刑の言い渡しは効力を失います。（刑法３４条の２、第１項）
工場内ではトラブルを起こさないようにしよう
工場内でトラブルを起こしたり、変に目立つと前科持ちである事がバレる可能性があります。
もし前科持ちがバレた場合、即クビになる可能性が高いです。というのも、やはり前科を隠す＝過去の詐称な訳で、クビにするのになんとでも言えますからね。
おまけにトラブルメーカーなら、雇用しておく意味がないです。
ですから、前科持ちで期間工をやるなら、喧嘩やトラブルはご法度。真面目に、目立たずコツコツ働くのがベストです。
まとまった金を手に入れて自立しよう
期間工は、高額な入社祝い金をはじめ、満了金なども高額なので、まとまった金を稼ぐには最高の職場です。
半年で200万近く稼げるので、それを元手に自立することが出来ます。
参考：期間工の入社祝い金一覧。一番入社祝い金が高い求人を紹介します
また、家賃タダで寮に住めるので、貯金も非常にやりやすい。
前科持ちですと、刑務所にいた間は空白期間になってしまうので、就職活動も苦労します。アパートを借りるのも一苦労です。
しかし、まとまった貯金があれば、敷金を多めに入れて入居できるアパートも出てきますし、就活をするにしても余裕が出てきます。
出所しても再犯して刑務所に出戻ってしまう人が多いのは、まとまった金がない→アパートを借りられない→住所がなくて就活できない…というサイクルに入ってしまうから。
ですが、期間工でしっかり稼いでおけば、心に余裕を持って自立できます。ぜひ期間工でガツンと稼いで、自立への道を歩みましょう。
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