ども！元期間工のカメックスです。
最大手の自動車メーカー、トヨタ。期間工から正社員になれたら、さぞ待遇が良いんだろうな…と羨む人も多いですね。
しかし、トヨタの正社員といえば狭き門。新卒ではなく期間工からの成り上がりですと、倍率も高いのでは？ と思いますよね。
実は、トヨタ期間工から正社員になるのは、そこまで難しくありません。
というのも、意外と正社員希望の期間工って多くないんですよ。
皆さん「期間工の気楽さが良い」って人がほとんどですし、正社員希望でも1年持たずに辞めてしまう人も多いので、ライバルはそこまで多くない。
年齢制限は、昔こそ厳しかったものの、人手不足の今は30代～40代でも正社員は狙えます。20代ですと「なれなれ」と上司から誘われる事も。
でも、俺みたいな半端者でも、トヨタの正社員になれるの？
と不安な方に、今回はトヨタ期間工から正社員になれる人の特徴を紹介します。
目次
トヨタ正社員（工場勤務）の年収は500万～800万くらい
まず皆さん気になるのが「トヨタの正社員になったら年収はどうなるの？」という点ですね。
トヨタの平均年収は819万円ですが、実際は大卒・院卒（技術部門）と中卒・高卒（工場勤務）で年収に１５０万～２００万近い差があります。
そのため、期間工からの成り上がりですと、年収500万～800万ラインが平均年収になります。
もちろん正社員になった時の年齢、勤続年数、出世などによって800万を超える人も出てきますが、
トヨタ正社員になったら年収1000万だ！
などと大きく期待し過ぎない方が良いでしょう。
真面目に1年勤めることが前提条件
トヨタ期間工からトヨタの正社員になるためには、まず期間工として1年以上、働く必要があります。
1年しっかり働くと、正社員登用試験が受けられるようになります。ただし上司の推薦がないと無理でして、1年間、なるべく欠勤せず真面目に働く必要があります。
トヨタは『豊田村』と言われているくらい、人間関係が狭く濃い文化です。
うまく上司と仲良くなれば、正社員への道は一気に広がります。ぶっちゃけた話、トヨタで正社員になれるか否かは上司のコネが最も重要ですからね。
上司と上手くやるのが苦手な人は、トヨタで正社員は目指さないほうが良いです。それくらい、上司とのコネ、大事です。
真面目に働き「正社員を目指してる」とさりげなく上司にアピールしつつ、飲み会にも出て、改善案もしっかり会議で出していく…
これを1年やり切れば、正社員になれます。
未経験から期間工を１年頑張るのは大変ですが、気合を入れればニートでも1年耐えられます。慣れてしまえば単純労働ですからね。
参考：ニートから飛び込みで期間工に就職して1年働いた僕の体験談。苦労した事や感想について
筆記試験と面接は『ほぼ建前』
一応、正社員登用試験には一次試験（筆記）と二次試験（面接）がありますが、これはほとんど建前です。
というのも、ここだけの話、正社員登用するか否かは、上司からの推薦の時点でほぼ決めているケースが多いです。
無欠勤・態度良好、かつ上司からの推薦があれば、試験はパス出来ます。
逆に言えば、どんなに試験を頑張っても、上司からの推薦が弱ければ受かりません。
トヨタはガッチガチの日本企業ですから、根回しが大事なんですよね。面接なんて、元気よくハキハキ答えていればOKです。
質問も「トヨタでどんな働きをしたいですか？」みたいな小学生レベルの質問ばかりですし。
とにかく、正社員になりたかったら、上司や正社員のチームメンバーと仲良くなっておくこと。これに尽きます…笑
景気が良ければ正社員になるのは楽
しかし一点だけ不確定要素がありまして。それは景気です。
自動車メーカーは景気に大きく左右される業界ですから、いざ正社員登用試験を受けるぞ！ という年に不景気になってしまうと、ほぼ正社員になるのは不可能になります。
不景気になると、派遣や期間工を一気に絞って、今いる正社員を守る体制に入りますので、当然、正社員の新規雇用もパアになります。
近年で最も酷かったのが、リーマンショック～2012年くらいまで。円高で車が一向に売れず、期間工の採用も一気に絞られていました。
一度、正社員になってしまえばクビの心配はありませんが、なるべく景気が良いうちに正社員になっておきたいものです。
年齢制限は40代前半くらいまでが限界
正社員になれる年齢ですが、当然、20代が最優先で採用されます。
しかし、昨今は人手不足が激しいので、30代～40代でも正社員にする動きがあります。
「とにかく真面目にしっかり働いてくれる人を囲いたい」というのが、今の自動車メーカーの意見ですので、50代以上でなければ問題ないでしょう。
正社員になると安定はするけど気楽さは消える
正社員になれば不景気でもクビにならないので、収入が一気に安定します。また天下のトヨタの正社員ですので、住宅ローンもしっかり組めますし、社会的信頼は一気に上昇します。
結婚相手にも「トヨタの正社員です」と堂々と言えますし、やはり正社員という響きは良いですね。
もちろん休みもしっかりありますし、残業代も全額出ます。
難点としては、気楽さがなくなる事です。
期間工のように「１年働いて、次の半年はお休み」なんてフレキシブルな働き方は出来ません。年間１２０日前後の休み以外は、しっかりフルタイムで働く必要があります。
期間工を使う立場になるので気を使う
また社員になると、期間工を使う・教育する立場になるので、人に指導するのが苦手な人は大変かもしれません。
期間工であれば、言われたことを淡々とこなしていればOKですが、正社員の場合は色々と人の間にたって調整する仕事が出てきます。
それでもトヨタ正社員の待遇は魅力的
こういった難点はありつつも、やはり『トヨタの正社員』という立場・待遇は魅力的です。
期間工あがりでも年収500万～800万と世間より高めの年収が貰えますし、何より福利厚生が凄いです。手当も多く、家族持ちになると手取りはグンと上がります。
「トヨタ村は子供から墓場まで面倒を見てくれる」
なんてジョークがあるくらい、社員になると恩恵は大きいのが良い所ですね。寄らば大樹の陰…とは、まさに、この事。
安定した生活を送りたいなら、景気が良い今のうちに、トヨタの正社員登用を狙うと良いでしょう。
期間工から正社員は厳しい…なんて世間では言われていますが、なんだかんだ言って最大手のトヨタ様は、正社員登用の数も毎年安定して多いですよ。
チャンスを逃さないよう、しっかり腰を据えて期間工をがんばりましょう。
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